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野村不動産が「コリビング賃貸」に参入 職住一体の大型物件「TOMORE品川中延」開発へ

 野村不動産(東京都新宿区)は、「コリビング賃貸レジデンス」事業に参入すると発表した。コリビングはコワーキングスペースを併設するシェア型賃貸住宅で、同社では「大型×新築」を強みとしたコリビング賃貸レジデンスシリーズ「TOMORE(トモア)」を展開。第1弾として東京都品川区で「TOMORE品川中延」を開発する。

 「TOMORE品川中延」の立地は東京都品川区豊町。都営浅草線「中延」駅から徒歩1分等、4駅3路線が利用可能な場所に位置する。

 建物は敷地面積577・15㎡、RC造11階建て、総戸数135戸の新築大型賃貸レジデンス。竣工は2025年2月を予定している。

 居室はシャワー・トイレ・洗面台付きで、13㎡台中心の全17タイプ。屋上ルーフテラスに加え、7階にはキッチン、ダイニング、ソファゾーンを備えた約95㎡のルーフバルコニー付きコリビングスペースを用意。1階にはWi-Fiや個室ブースなどを備えるワークゾーン、隙間時間に交流を促すカウンターゾーン、イベント等の開催が可能なコミュニティゾーンを備えた約85㎡のコミュニティ運営付きコワーキングスペースを併設している。

 共用エリアには、専属の運営スタッフ「コミュニティオーガナイザー」が日中滞在する。利用者とのコミュニケーションによる「居心地づくり」に加え、利用者同士の「交流づくり」や、トークイベント、ワークショップ等の「活動づくり」を通じ、オンラインとオフライン双方でコミュニティ形成を行う。

 そのほか、パナソニック(東京都港区)が提供のランドリーサービス「LAUNDROOM」や、シェアライブラリーなども用意する。

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