ビル業界トピックス

都心5区のオフィス空室率は4.61% 9月時点 成約進み0.15ポイント改善

 三鬼商事(東京都中央区)は、東京ビジネス地区(都心5区/千代田・中央・港・新宿・渋谷区)の9月時点でのオフィスビル市況を発表した。

 9月の平均空室率は4・61%で前月比0・15ポイント下げ。前月に続き解約の動きが少ないなか竣工1年未満のビルに成約が進み、既存ビルでも大型成約が見られたため、東京ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約1万1千坪減少したという。新築ビルの9月時点の空室率は21・99%で、前月比0・48ポイント上げ。大規模ビル1棟を含む4棟が竣工し、満室や高稼働のビルがあったものの募集区画を残したビルもあり上昇した。既存ビルの9月時点の空室率は4・37%で、前月比0・16ポイント下げ。平均賃料は2万126円で、前年同月比1・90%(376円)、前月比0・11%(23円)上げた。

タイトルとURLをコピーしました