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【週刊不動産経営】スライド式の開閉扉を採用したゴミステーション「ダスポン」あらゆる景観と調和できる洗練された美しさ・デザインが特徴

 富山県黒部市のナカノは、次世代型ゴミステーション「ダスポン」を開発。地元富山県をはじめ、昨今は関東圏でも設置・導入事例が増えている。

 同社が開発したダスポンは、オールステンレス製のゴミステーション。グレードの高いデザイン性、臭いが外に漏れにくい高い機密性、サビ・腐食に強い高度な堅牢性や耐久性等も合わせ持つ。2015年には開閉扉を横にスライドする「スライドダスポン」を開発。以後製品やカラーのラインアップを増やしたことで、より日常生活に溶け込みやすくなり、様々な場所に設置されてきた。2018年には都市景観と調和するデザイン性の高さが評価され、GOOD DESIGN AWARDを受賞。これを機に翌年からは全国展開を開始した。

 開発の経緯について中野隆志社長は「1995年(平成7年)に地元町内会の会長から、家庭ゴミの回収およびゴミ捨て場での課題・問題点を聞き、製作依頼を受けたことが始まりです。その後ゴミ収集業者に同行し、600件以上のゴミステーションを調査。現状の課題を踏まえた上で、開発したのがスライドダスポンです。従来のゴミステーションは大半が上部に開閉式の扉が付いており、家庭ゴミを持ち上げて収納する必要がありました。当社ではゴミ捨ての負担軽減や清掃のしやすさを考慮し、開口部は足元から開くスライド式を採用。持ち上げる必要を極力なくし、清掃時は中に足を入れて楽に清掃できます」と語った。

 スライドダスポンはマンションやアパートといった集合住宅、オフィス・店舗等の入居するテナントビルでの設置に適している。容量は1100~5200リットルまで対応可能。5200リットルだと45リットルのゴミ袋は100個まで収納でき、商業施設への導入にも好ましい。中型・大型のゴミステーションがスライドダスポンであるが、戸建て等に適した小型のものが「ホームスライドダスポン」。2020年に発売開始した製品で、同製品もあらゆる景観と調和できる洗練された美しさ・デザインが特徴。エントランスに設置してもゴミステーションとして目立つことはなく、空間やデザインに調和できる。

 「ホームスライドダスポン プレミアム」になると、ワンタッチ式のロック錠や自動点灯の人感センサーライト、盗難防止フックの増設など、機能面を大幅に強化できる。中野社長は「ゴミステーションの設置場所が、人目に付く場所しかない場合に、ダスポンがお勧めです。イメージの向上や利便性の追求、設置によって高付加価値をアピールすることができます。物件のリノベーションや改修のタイミングに設置することも好ましいでしょう」と述べた。

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