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【週刊不動産経営】森ビル 国内外3棟の保有オフィスビルが「WELL Core」最高ランク取得

 森ビル(東京都港区)は、運営する「麻布台ヒルズ森JPタワー」、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」、「JAKARTA MORI TOWER」のオフィスおよび商業の共有部が、「WELL Core」にて最高ランクとなるプラチナ本認証を取得したと発表した。

 「WELL Core」とは、米国IWBI(International WELL Building Institute、以下IWBI)が定めた、建物の環境性能、建物利用者の健康性や快適性を評価するグローバル認証制度。今回、「麻布台ヒルズ森JPタワー」、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」、ならびに「JAKARTA MORI TOWER」の3物件において計画段階で予備認証を取得。IWBIの現地調査を経て、本認証を取得した経緯となる。

 評価されたポイントは、「麻布台ヒルズ 森JPタワー」と「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」における広場やデッキ歩行による運動の促進、会員制食堂の「ヒルズハウス 麻布台」、ならびに「TOKYO NODE CAFE」での健康的な食事の提供、室内への清浄な空気の提供を目的とした高性能空調フィルター実装などの取り組みだ。

 特に麻布台ヒルズの「ヒルズハウス 麻布台」では、飲食テナント8ablish(エイタブリッシュ)と連携したヴィーガンメニューも提供。入口ではその日のメニューに使用される野菜を展示し、ワーカー自身の健康的な体作りへの意識を促す。麻布台ヒルズではほかにも、オフィス共有部への浄水器の設置、広場への給水スポットの設置なども実施。地域のランドマークビルとして、近隣住民やオフィス利用者への健康サポート体制を整えている。

 森ビルは今回の認証取得について、先月27日にメディア説明会を開催。都市開発本部 経営企画部 環境推進部の村田麻利子氏は「『麻布台ヒルズ 森JPタワー』と『虎ノ門ヒルズ ステーションタワー』は日本初、『JAKARTA MORI TOWER』はインドネシア初のプラチナ認証取得です。今後は、麻布台ヒルズ森JPタワー、虎ノ門ヒルズステーションタワー、麻布台ヒルズ・虎ノ門ヒルズ街区全体におけるLEED認証の取得を目指していく」とした。

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