ビル業界トピックス

築地市場跡地にスタジアムなど整備へ

 東京都が募集する「築地地区まちづくり事業」の事業予定者に、三井不動産(東京都中央区)を代表企業とし、トヨタ不動産(東京都千代田区)、読売新聞グループ本社(東京都千代田区)など11社が参画するコンソーシアムが選定された。総事業費は約9000億円。開業時期は2030年代前半以降を予定している。

 築地市場の跡地で行われる同事業は、約19万㎡の都有地に、大規模集客・交流施設(マルチスタジアム)をはじめ合計9棟を整備。総延床面積は約117万㎡に達する。

 マルチスタジアムは可動席と仮設席を活用し、スタジアム、劇場、展示場等に使用可能。

 ライフサイエンス・商業複合棟は、先端研究開発施設、インキュベーション、ライフサイエンスラボ&オフィス、共創ラウンジ、商業を備える。

 MICE・ホテル・レジデンス棟は、MICE施設(メインホール、バンケット、大中小会議室、ホワイエ等)、大規模ホテル、居住機能を備える。

 その他、長期滞在も取り込むホテル棟やレジデンス棟、オフィス・レジデンス棟、オフィス棟を整備。合計約10haのオープンスペースや、空飛ぶクルマの実用化を見据えた交通結節点も整備する。

タイトルとURLをコピーしました