日本ビルヂング協会連合会 日本ビルヂング経営センター(東京都千代田区)は、ビルの経営管理に関する人材育成、知識の普及を図る機関として多岐にわたる活動を行っている。その中でも大きなウエイトを占めているのが、国土交通大臣登録「ビル経営管理士登録証明事業」として実施される「ビル経営管理士試験」である。
試験合格者は実務経験を満たしたときに、申請することによって「ビル経営管理士」の称号が得られる。ビル経営管理士は、不動産特定共同事業法の業務管理者、総合不動産投資顧問業登録、宅地建物取引業法の取引一任代理等の認可、金融商品取引法の不動産関連特定投資運用業登録の要件を満たす。
今年度の試験は、2023年12月9日(土)から12月16日(土)の1日に、PCが設置された試験会場で受験する「CBT方式」で実施される。受験申込受付期間は10月1日(日)~10月31日(火)で、同センターホームページ「試験申込はこちら」からのWeb申込となっている。
試験科目は、賃貸オフィスビルに関する「(1)企画・立案」、「(2)賃貸営業」、「(3)管理・運営」、「(4)総合問題」の4科目((1)~(3)科目各45分、(4)は60分)。なお、同センターの通信教育講座「ビル経営管理講座」修了者は試験科目「(4)総合問題」が免除される。出題形式は(1)~(3)の3科目については正誤選択式、用語選択式、択一式等、(4)は3科目の記述問題。受験手数料は3万3000円(税込)。受験申込みおよび詳細は同センターHPまで。