SEQSENSE株式会社（代表取締役：中村 壮一郎、以下「SEQSENSE」）の自律移動型警備ロボット『SQ-2（エスキューツー）』が、三菱倉庫株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役 社長：藤倉 正夫、以下「三菱倉庫」）の「東京ダイヤビルディング」に導入され、2022年10月3日から本格稼働を開始した。
近年、物流・不動産業界をとりまく事業環境が大きく変化している。人々の生活様式の変化に加えて労働人口の減少が進行し、社会インフラである物流業界・不動産業界は様々な対応を求められている。
三菱倉庫は昨年、「ESG経営/SDGs対応に向けた取組み」を策定し、こうした状況への対応策の一つとして、先端技術を活用した物流・不動産サービスの高度化・省人化を推進。この一環でロボットを活用した施設管理業務の高度化・省人化に取り組んでおり、SEQSENSEの警備ロボットSQ-2を採用した。
警備ロボットSQ-2は現在様々なオフィスビルや商業施設で実稼働中。東京ダイヤビルディングのようなデータセンター対応の大規模ビルでの本格導入は今回が初の試みとなった。SEQSENSEでは東京ダイヤビルディングでの稼働で得られる知見をもとに、今後もより多くの顧客が活用できるロボットおよびサービスの開発を進め、人材不足解消に努めたいとしている。
警備ロボット導入の概要
期間：2022年10月3日より
場所：東京ダイヤビルディング
業務内容：
1.昼間立哨(セキュリティゲート隣での警戒)
2.その他巡回警備
3.夜間立哨警備
4.夜間通用口の警備
SEQSENSEの提供する警備ロボットシステムについて
SEQSENSEは自律移動型警備ロボット『SQ-2』と、顧客自身でロボットを運用し警備業務に利用できるクラウドシステムを含めて、警備ロボットシステムとして2019年よりプロダクトを提供している。
『SQ-2』は、3次元センサ技術・自己位置推定・リアルタイム経路計画など高度なテクノロジーを駆使することで生まれた自律移動型の警備ロボット。人材不足が深刻な警備業界において、各種警備業務の労力削減の実現を目指す。独自開発の3D LiDAR(三次元の距離情報を計測するセンサ)を搭載することにより、比類のない広視野角を実現し、警備対象物件の詳細な3次元マッピング、床に置かれた障害物や歩行者をはじめとした移動物体の発見、環境変化の検出を行うことが可能。センシングの結果を自己位置推定および経路計画に利用することで繰り返し安定した移動を行うことができ、また、人や障害物などとの接触を防ぐことが可能であるとしている。
また、自社開発のクラウドシステムは、警備員からのフィードバックを基に、使いやすく、実際の警備に必要な機能を提供している。このクラウドシステムを使い、警備拠点から遠隔でロボットに各種警備業務（巡回、立哨、動哨）に関する指示を出すことができる。ロボットから送られてきた情報はすべてクラウド上に蓄積され、巡回結果のレポート作成や、ロボットに搭載されたカメラのストリーミング動画の録画再生といった機能がいつでも利用可能。
ロボット、クラウドシステムどちらも日々開発を継続し、より良いものへと進化を続けている。新たな機能や不具合解消などは日々の遠隔アップデートでユーザーのもとに届けるため、常に最新の製品を利用できるという。
詳細は下記動画を参照。
◆SEQSENSE株式会社（シークセンス カブシキガイシャ)
所在地 ： 東京都千代田区内幸町2-2-3
事業概要： 自律移動型ロボット及びその関連製品の開発
代表者 ： 中村 壮一郎
創業 ： 2016年10月3日
URL ： https://www.seqsense.com
◆東京ダイヤビルディング 施設概要
所在地 ： 東京都中央区新川1-28-23,24, 25, 38
竣工 ： 1973年9月～1990年1月
階 数 ： （1～4号館）地上11階 地下1階、（5号館）地上15階 地下2階
延床面積： 119,299.64m2（36,087.98坪）
URL ： https://www.mitsubishi-logistics.co.jp/service/estate/office_type/office01.html
事業主 ： 三菱倉庫株式会社