東急不動産(東京都渋谷区)は、「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」の街区名称を「大崎リバーウォークガーデン」に決定した。竣工は2027年を予定している。
同事業は「大崎」駅と「五反田」駅の中間に位置する約1.6haの街区を一体的に整備する再開発事業。業務棟を開発する1街区と、住宅棟を開発する2街区、公園で構成される。事業全体の基本設計はアール・アイ・エー(東京都港区)、実施設計を竹中工務店(大阪市中央区)・RIA設計企業共同体、施工は竹中工務店が担当。建物のメインデザインはホシノアーキテクツ(東京都港区)が担い、統一したデザインでエリア全体の一体感を創出する。
業務棟は、敷地面積約9210㎡、延床面積約6万9070㎡、地上20階地下2階建て。竣工は2027年2月を予定している。
住宅棟「ブランズタワー大崎」は敷地面積約4440㎡、延床面積約4万3200㎡、地上40階地下1階建て、総戸数389戸の分譲マンション。専有部は専有面積30・02~282・57㎡の1K~3LDK。外構の緑とつながる共用部2階のグランピングテラスでは、キャンプ道具を用いて目黒川の桜を眺めるBBQも可能。竣工は2027年5月を予定している。
また、約1500㎡の公園も整備する。
約250mにわたって目黒川に面する自然環境を活かし、公園、住宅棟、業務棟3敷地を一体のランドスケープとして、緑と調和し、エリア全体をボーダレスに融合させるための工夫を随所に凝らした。ランドスケープの設計はプレイスメディア(東京都小平市)が担当する。
環境対策としては、雨水の地中浸透を可視化したレインガーデンなど環境課題の啓蒙活動や、雨水貯留槽の設置など雨水流出量の抑制が評価され、屋外環境に特化した米国の環境認証制度「SITES」のプレ認証を取得した。