ビル業界トピックス

かんたん設置の監視カメラ 工事現場や駐車場などでニーズ伸長

 1988年設立のMIYOSHI(埼玉県入間郡三芳町)は、電子機器製造(製造受託)や現場監視カメラの開発・レンタル事業などを展開している。

 昨今需要が伸びているのは、2016年10月からレンタルを開始したカンタン監視カメラ「G-cam」。建設業界の関係者が選ぶ監視カメラNo.1として認知度は高い。特徴は「レンタルしやすい」、「カンタン設置」、「価格満足度が高い」の3つ。G-camはモバイルSIMと設定済みルーターを内蔵しており、複雑なネットワーク設定は不要。届いたその日に設置でき、即監視ができる。初期費用はかからず、通信容量が30GBの場合は月額9800円。無制限の場合は月額1・8万円。工場直送により低コストを実現し、形式を問わず営業日の15時までに注文した場合は即日発送。全国どこでも送料・返却費用も無料だ。

 機能性も人気の秘訣。カメラのレンズは横回転最大350度、縦回転は最大90度。真下や真後ろまで広域を監視できる。最大50mの赤外線照射で暗闇でも監視可能。周りの光を感知し、自動で夜間モードへ切り替える。焦点距離は約2・8~12mmと、光学4倍ズーム・デジタル8倍ズームで離れた対象も大きく映し出す。重量は2・1kg。IP66相当の防塵防水機能で全天候に対応。屋内外ともにトラブルに強い設計だ。また撮影した映像は簡単に再生でき、ダウンロードや録画データにも容易にアクセスできる。再生以外の便利な機能も搭載しているため、管理・運営者にとっては作業負荷軽減に効果的だ。

 代表取締役社長の佐藤英吉氏は「建設現場のセキュリティ向上や現場管理の目的で、また屋外イベントやコインパーキングのリアルタイムでの状況把握に設置するケースが増えています。建設現場の場合は資材・工具の盗難防止、現場での事故防止、作業効率化など様々な理由があり、年々ニーズは高まっています。またこれだけ需要の伸びた背景に、イニシャル・ランニングコストの双方で割安な監視カメラがなかったことと、すぐかつ簡単に設置できるカメラが様々なシーンで求められていることが挙げられます。監視カメラを設置することで、『イベント会場のセキュリティスタッフの人数を最低限に削減できる』や『交通量調査などを効率化したい』などのニーズにも柔軟に対応できます」と語った。

 ブラウザ管理システム「Gview」を使うと、現場管理に加えて、本社や営業所、地域ごとにグルーピングでの管理も可能。それぞれに管理権限を振り分けることができ、同時接続数に制限はない。電源確保が難しい場合はソーラーパネルとバッテリーのセット(G-cam本体は含まれていない)もある。1週間の無料レンタルも行っているため、まずは一度体験してから設置・導入を検討しては如何か。

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